京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻 リハビリテーション科学コース
臨床バイオメカニクス研究室

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Accept News ~山縣客員研究員の論文がGait & Postureに採択されました~

2022年05月25日

Accept News!!

山縣客員研究員の論文がGait & Posture(IF:2.840)に採択されました。

 

Changes in kinematic synergy in older adults during walking: a
two-year follow-up study

Momoko Yamagata, Hiroshige Tateuchi, Itsuroh Simizu, Noriaki Ichihashi

 

研究の概要​:
歩行中は、身体を協調的に運動させることで身体重心をうまく制御しています。この身体の協調性が加齢に伴ってどのように変化するかを明らかにすることは、加齢に伴う歩容の変化を詳細にとらえるために大事ですが、これまで加齢に伴う協調性の変化を縦断的に調査した研究はありません。そこで、本研究は身体の協調性が加齢に伴ってどのように変化するかを調査することを目的としました。地域在住高齢者25名がベースライン計測に参加し、そのうち16名が2年後のフォーローアップ計測に参加しました。ベースライン計測とフォローアップ計測では、対象者に6mの歩行路を快適速度で歩いてもらい、その際の身体の協調性を評価しました。また、移動能力を評価するためにTimed
Up and Go (TUG)も併せて評価しました。結果、2年間でTUGが有意に低下しており、高齢者の移動能力が低下していることがわかりました。一方、歩行中の身体の協調性は2年間で増加しており、追加の解析により、2年間で歩行速度が低下した人ほど身体の協調性が増大していることが明らかになりました。以上より、移動能力が低下した高齢者にとって、歩行速度を低下させ身体の協調性を増大させることは、歩行を安全に遂行するために重要である可能性が示唆されました。

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