Accept News ~廣野さん(博士課程)の論文がEuropean Journal of Applied Physiologyに採択されました~
2020年03月10日
Accept News!!
廣野さん(博士課程)の論文がEuropean Journal of Applied Physiology(IF: 3.055)に採択されました。
Relationship between ankle plantar flexor force steadiness and postural stability on stable and unstable platforms
Hirono T, Ikezoe T, Taniguchi M, Yamagata M, Miyakoshi K, Umehara J, Ichihashi N
概要:
Force steadinessとは,最大下の目標値に対して筋力を発揮し調節する能力です.これは,一定の筋力を発揮した際の筋力の変動(ばらつき)を評価したものであり,変動が小さいほど筋力制御の能力が高いことを意味します.足関節底屈筋force steadinessにおいて,日常生活場面に多く出会す片脚でのバランスや不安定な床面上でのバランス機能との関連については不明なままでした.本研究は健常若年者33名を対象に,足関節底屈筋の最大筋力の5%,20%,50%それぞれを目標値としたforce steadinessを評価しました.さらに安定した床面上と不安定な床面上での片脚立位中のバランス機能も評価し,force steadinessとの関連を調べました.その結果,安定した床面上でのバランス機能には最大の5%を目標値としたforce steadinessが関連し,不安定な床面上でのバランス機能には最大の20%を目標値としたforce steadinessが関連しました.これらのことから,バランス課題に応じて必要な筋力調節能力は異なることが示されました.