京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻 リハビリテーション科学コース
臨床バイオメカニクス研究室

Instagram

新着情報

Accept News ~梅原さん(博士課程)の論文がPLOS ONEに採択されました~

2019年12月18日

Accept News!!

 

梅原さん(博士課程)の論文がPLOS ONE(IF: 2.776)に採択されました。

 

Relationship between scapular initial position and scapular movement during dynamic motions

Jun Umehara, Masahide Yagi, Tetsuya Hirono, Tomohito Komamura, Satoru Nishishita, Noriaki Ichihashi

 

研究の概要:

正常な肩関節機能を維持するためには適切な肩甲骨の位置及び運動は必要であり、肩関節リハビリテーションにおいて双方が重要であると考えられてきましたが、これまで安静時の静的な肩甲骨位置と上肢運動中の動的な肩甲骨運動の関係性に着目した研究はありませんでした。そこで本研究では、この関係性を検討するため、三次元動作解析装置を使用して安静時の肩甲骨位置と上肢挙上下制時の肩甲骨運動を計測し、両変数間の相関関係を調べました。その結果、上肢挙上角度の増加に伴い両者の関係性は弱くなるものの、有意な相関関係が認められました。このことは、安静時の肩甲骨位置と上肢挙上中の肩甲骨運動は互いに影響し合うことを意味しており、肩関節リハビリテーションでは双方に対しアプローチすることが重要となります。

TOPへ