京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻 リハビリテーション科学コース
臨床バイオメカニクス研究室

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Accept News ~研究室OB宮腰さんの論文がJournal of Shoulder and Elbow Surgeryに採択されました~

2019年04月25日

Accept News!!

 

研究室OB宮腰さんの論文がJournal of Shoulder and Elbow Surgery(IF 2.849)に採択されました。

 

Effect of different trunk posture on scapular muscle activities and kinematics during shoulder external rotation

Kosuke Miyakoshi,  Jun Umehara, Tomohito Komamura, Yasuyuki Ueda, Toru Tamezawa, Gakuto Kitamura, Noriaki Ichihashi

 

研究の概要:

野球などのオーバーヘッドスポーツにおいては、様々な体幹の姿勢で投球動作を行います。

そこで、体幹の姿勢が、投球動作において大切とされている肩関節外転位における外旋運動(2nd 外旋)時の肩甲骨の角度にどのような影響があるのかを計測しました。屈伸、回旋、側屈など計14の体幹肢位で検討しました。

その結果、体幹が真っ直ぐなときに比べて、体幹を最大に伸展させると、肩甲骨の上方回旋角度が増加しました。しかし、体幹を最大に屈曲させたときには、肩甲骨後傾角度が減少するなど、体幹の姿勢によっては肩甲骨の運動を制限する可能性があります。また、肩甲骨を後傾させると言われる僧帽筋下部線維と前鋸筋の筋活動については、僧帽筋下部は最大屈曲で増加し、前鋸筋は伸展で増加する結果となり、両筋の活動を同時に高める体幹姿勢はありませんでした。

本研究は、体幹姿勢が2nd外旋時の肩甲骨の角度に与える影響を明らかにしました。

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