Accept News ~小松さん(京大病院)の論文がGait and Postureに採択されました~
2024年03月4日
Accept News!!
小松さんの内がえし筋疲労による着地動作への影響に関する論文がGait and Posture(IF=2.4) に採択されました。
Influence of ankle invertor muscle fatigue on workload of the lower extremity joints during single-leg landing in the sagittal and frontal planes
Tomoyo Komatsu, Hiroshige Tateuchi,Tetsuya Hirono,Momoko Yamagata,Noriaki Ichihashi
研究の概要:
足関節内がえし筋の機能不全は、足部剛性低下に伴い床反力減衰不足を引き起こし、着地動作中の下肢関節負荷を増加させる可能性があります。そこで本研究では、足関節内がえし筋力低下による着地動作中の下肢の各関節負荷への影響を調査することを目的としました。27名の健常若年者を対象に内がえし筋の疲労課題を実施し、その前後での前方・内側への片脚着地動作を測定しました。その結果、内がえし筋の疲労は、内側着地動作においては動作中の股関節の矢状面・前額面負荷の増加と膝関節の前額面負荷の増加を認めた一方、前方着地では下肢関節負荷の変化は認めませんでした。したがって、内がえし筋の機能不全は、動作方向に特異的に着地動作中の下肢近位関節負荷を高める可能性があります。