Accept News ~建内特定准教授の論文がClinical Rheumatologyに採択されました~
2020年02月12日
Accept News!!
建内特定准教授の論文がClinical Rheumatology(IF: 2.293)に採択されました。
Clinical phenotypes based on clinical prognostic factors in patients with secondary hip osteoarthritis: preliminary findings from prospective cohort study
Hiroshige Tateuchi; Haruhiko Akiyama; Koji Goto; Kazutaka So; Yutaka Kuroda; Noriaki Ichihashi
概要:
近年の我々の研究により、変形性股関節症の進行には立位での脊柱傾斜や脊柱柔軟性低下、あるいは、歩行時の過剰な股関節負荷など、複数のリスク因子が関与することが明らかとなり、疾患進行リスク因子に基づくと、いくつかのサブタイプが存在する可能性が示唆されました。そこで、本研究では、2ステップクラスター分析を用いて、患者のサブタイプ分類およびタイプごとの臨床特徴を明らかにすることを目指しました。その結果、患者群は3つのサブタイプに分類されることが明らかとなりました。タイプ1は、比較的若年で歩行時の過剰な負荷が特徴でした。タイプ2は、比較的高齢で軟骨変性や脊柱柔軟性低下を特徴とし、タイプ3は、脊柱、特に胸椎のアライメント異常と柔軟性低下がみられました。本研究結果は、患者のタイプに応じた疾患進行予防策の立案に有用な知見であると考えます。