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浅山さん(修士課程)の論文がJournal of Biomechanics (IF: 2.320) に採択されました。

Differences in shear elastic modulus of the latissimus dorsi muscle during stretching among varied trunk positions

Akihiro Asayama, Hiroshige Tateuchi, Megumi Ota, Yoshiki Motomura, Ko Yanase, Tomohito Komamura, and Noriaki Ichihashi.

研究の概要​：
広背筋のストレッチングは、広背筋損傷や広背筋の硬さによる上肢の障害を予防するために、臨床およびスポーツ現場で頻繁に行われます。しかし、広背筋の効果的なストレッチングは明らかではありません。本研究では、せん断波エラストグラフィを用いて筋の伸張度の指標である弾性率を算出し、体幹肢位の違いが広背筋の４部位（上部線維、中部線維、下部線維、上腕骨付着部）の伸張度へ及ぼす影響を調査しました。その結果、体幹対側回旋位、および体幹対側側屈と対側回旋の複合肢位で広背筋の４部位は効果的に伸張され、加えて、広背筋下部線維は体幹対側側屈位でも効果的に伸張されることが明らかとなりました。この結果は、広背筋損傷および広背筋の硬さによる上肢障害の予防に役立ちます。