Accept News ~浅山客員研究員(長浜赤十字病院)の論文がJournal of Orthopaedic Scienceに採択されました~
2023年02月28日
Accept News!!
浅山客員研究員の論文がJournal of Orthopaedic Science (IF=1.81) に採択されました。
Reliability and validity of quantitative ultrasound for evaluating patellar alignment: A pilot study
Akihiro Asayama, Masashi Taniguchi, Masahide Yagi, Yoshihiro Fukumoto, Tetsuya Hirono, Momoko Yamagata, Ryusuke Nakai, Noriaki Ichihashi
研究の概要:
膝蓋骨アライメント異常は、膝関節スポーツ障害で最多の膝蓋大腿関節痛の主要な原因の一つです。特に膝蓋骨外側変位(Shift)や外側傾斜(Tilt)は膝蓋大腿関節痛と関連があります。通常、膝蓋骨アライメントはCTやMRIを用いて計測されますが、これらの機器は被曝や費用などの短所があります。本研究では、非侵襲的かつ簡易である超音波診断装置を用いて膝蓋骨ShiftとTiltの計測方法を検証しました。若年者16名を対象に、超音波診断装置を用いて膝関節の外側及び内側の画像を撮像しました。またMRIを用いて膝蓋骨Shift及びTiltを計測しました。結果、膝関節外側の一枚の超音波画像から算出した指標がMRIで計測された膝蓋骨Shiftと高い相関関係を示し、膝関節外側と内側の二枚の超音波画像から算出した指標が膝蓋骨Tiltと高い相関関係を示しました。これらの結果から、非侵襲的かつ簡易である超音波診断装置による膝蓋骨アライメントの計測方法が確立されました。