京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻 リハビリテーション科学コース
臨床バイオメカニクス研究室

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Accept News ~谷口助教の論文がThe Journal of Knee Surgeryに採択されました~

2020年01月8日

Accept News!!

谷口助教の論文がThe Journal of Knee SurgeryIF: 1.591)に採択されました。

 

Physical activity mediates the relationship between gait function and fall incidence after total knee arthroplasty.

Masashi Taniguchi, Shinichiro Sawano, Shoji Maegawa, Tome Ikezoe, Noriaki Ichihashi.

 

研究の概要:

人工膝関節置換術後の転倒発生率は、地域在住高齢者よりも高く、歩行機能の回復を妨げます。一方、我々の先行研究により、人工膝関節置換術後の歩行機能の向上には身体活動量が影響することが明らかになっています。そのため、術後身体活動量の増加は、機能回復を促進し、転倒発生の減少に関連するかもしれません。そこで、本研究では、人工膝関節置換術後6か月間の転倒発生と歩行機能の関係に身体活動量が間接的に影響するかについて媒介分析を用いて検証しました。その結果、媒介モデルは成立し、身体活動量の増加によって、転倒発生リスクを減少させることを明らかにしました。人工膝関節置換術後の転倒予防および機能回復を促進するためには、術前機能のスクリーニングに加えて、身体活動量のモニタリングが重要であるといえます。

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