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山縣さん(博士課程)の論文がJournal of Biomechanics(IF2.481)に掲載されました。

The effects of fall history to kinematic synergy during walking

Yamagata M, Tateuchi H, Shimizu I, Ichihashi N

PMID: 30424838

DOI: 10.1016/j.jbiomech.2018.10.032

研究の概要：歩行時の転倒を防ぐためには遊脚足部の制御が重要となる。遊脚足部は下肢の協調的な運動によって制御されており，運動学シナジーが関与していると考えられている。しかし，運動学シナジーと転倒リスクとの関連を調査した研究はない。本研究は転倒歴のある高齢者と転倒歴のない高齢者を対象に，転倒歴が運動学シナジーに与える影響を検証した。従来，高い変動性は安定性低下を表すと考えられてきたが，本研究の結果，転倒経験のある高齢者は代償的に下肢の変動性を高めることで遊脚足部を安定させていたことが明らかとなった。