京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻 リハビリテーション科学コース
臨床バイオメカニクス研究室

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Accept News ~上田さん(博士課程)の論文がClinical Biomechanicsに採択されました~

2019年03月20日

Accept News!!

 

博士課程上田さんの論文がClinical Biomechanics(IF 1.863)に採択されました。

 

Comparison of scapular upward rotation during arm elevation in the scapular plane in healthy volunteers and patients with rotator cuff tears pre- and post-surgery

Yasuyuki Ueda, Hiroshi Tanaka, Shigetoshi Morioka, Takashi Tachibana, Toyohiko Hayashi, Noriaki Ichihashi, Hiroaki Inui, Katsuya Nobuhara

 

DOI: https://doi.org/10.1016/j.clinbiomech.2019.03.012

PMID: 30933709

 

研究の概要:

2D/3D レジストレーションを用い、肩腱板断裂症例の上肢挙上時の肩甲骨上方回旋を術前、術後2ヶ月、術後5ヶ月の時点で測定し、断裂サイズにより術後の経過が異なるかを検討した。

対象は健常コントロール群14名、肩腱板小断裂群10名、肩腱板大断裂群6名であった。

その結果、術前・術後2ヶ月では断裂サイズに関わらず上肢挙上時に肩甲骨上方回旋の増大がみられた。しかし、術後5ヶ月では、小断裂症例では肩甲骨上方回旋が小さくなったのに対し、大断裂症例では肩甲骨上方回旋は増大したままであった。

本研究より、肩腱板断裂術後の機能的な回復は小断裂症例では術後5ヶ月でみられるが、大断裂症例では術後5ヶ月では十分でないことが明らかとなった。

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