京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻 リハビリテーション科学コース
臨床バイオメカニクス研究室

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Accept News ~向井さん(修士課程)の論文がJournal of Shoulder and Elbow Surgeryに採択されました~

2022年01月24日

Accept News!!

 

向井さん(修士課程)の論文がJournal of Shoulder and Elbow Surgery (IF: 3.019) に採択されました。

 

Effective stretching position for the posterior deltoid muscle
evaluated by shear wave elastography

Hiyu Mukai, Jun Umehara, Masahide Yagi, Ko Yanase, Hikari Itsuda,
Noriaki Ichihashi

 

研究の概要​:

三角筋後部線維の伸張性低下は肩関節後方タイトネスに関連し、肩関節障害予防の観点からその柔軟性維持・改善が重要であると考えられています。しかし、これまで生体において三角筋後部線維の効果的なストレッチング肢位を検討した研究はありませんでした。そこで、本研究では超音波診断装置せん断波エラストグラフィー機能を用いて、三角筋後部線維に対する効果的なストレッチング肢位を生体において明らかにしました。その結果、肩関節屈曲と水平内転が三角筋後部線維の伸長に影響し、内旋の影響は少ないことが分かりました。また、肩関節屈曲90°からの水平内転による複合運動で、三角筋後部線維が効果的に伸長されることが明らかとなりました。これらの結果は、三角筋後部線維の短縮によって肩関節後方タイトネスを有する患者の治療に役立つと考えられます。

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