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廣野さん(博士課程)の論文がElectromagnetic Biology and Medicine(IF: 1.820)​に採択されました。

概要​：

非侵襲的末梢性刺激法として，痛みが少なく強い筋収縮を誘発可能な反復末梢性磁気刺激があります．しかしながら，反復末梢性磁気刺激は過熱が生じ，長時間使用ができないという欠点もあります．そこで本研究は，低強度運動と反復末梢生磁気刺激を併用したときの即時的なトレーニング効果を検証することとしました．健常若年男性15名に膝関節伸展運動を最大筋力の30％で実施し，その後外側広筋に選択的に反復末梢性磁気刺激を実施しました．運動前，運動直後，磁気刺激直後に大腿直筋と外側広筋の筋厚を超音波診断装置を用いて評価しました．筋厚の即時的な増加は，筋に加わったダメージの指標であり，将来の筋肥大に関連することが報告されています．その結果，低強度運動後には両筋で筋厚増加を認め，選択的な末梢磁気刺激後には外側広筋のみさらなる筋厚増加を誘発することができました．長時間実施できない反復抹消性磁気刺激も低強度運動と併用することで，選択的な筋に大きな即時的筋厚増加を引き起こすことができることを示唆しました．