京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻 リハビリテーション科学コース
臨床バイオメカニクス研究室

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Accept News ~廣野さん(博士課程)の論文がGeriatrics & Gerontology Internationalに採択されました~

2021年03月7日

Accept News!!

 

廣野さん(博士課程)の論文がGeriatrics & Gerontology International(IF: 2.022)​に採択されました。

 

Age-related changes in gait speeds and asymmetry during circular gait and straight-line gait in older individuals aged 60 to 79 years
Tetsuya Hirono, Tome Ikezoe, Momoko Yamagata, Takehiro Kato, Jun Umehara, Ko Yanase, Sayaka Nakao, Tadao Tsuboyama, Yasuharu Tabara, Fumihiko Matsuda, Noriaki Ichihashi, on behalf of the Nagahama Study group

 

概要​:

直径1mの円を右回り,左回りにそれぞれ快適歩行で歩く速度である円歩行テストは,若年者と比較して高齢者で速度が遅く,左右差が大きいことを以前に報告しましたが,高齢期において円歩行速度が加齢に伴い遅くなるのか,非対称性が大きくなるのかは明らかではありません.本研究の目的は,地域在住高齢者391名を対象に,男女ごとに6064歳群(60代前半),6569歳群(60代後半),7074歳群(70代前半),7579歳群(70代後半)として,円歩行テストと直線歩行評価を行いました.その結果,円歩行速度は女性でのみ加齢変化を示し,70代後半が他の3群よりも有意に遅かったです.直線最大歩行速度は男女ともに70代以降で加齢変化を認めましたが,円歩行の左右非対称性や直線通常歩行速度では群間差を認めませんでした.これら結果から,快適直線歩行速度は加齢変化しなくても,快適速度での円歩行は高齢女性で特に70代後半から速度低下することを示唆しました.

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