京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻 リハビリテーション科学コース
臨床バイオメカニクス研究室

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Accept News ~研究室OB清水さんの論文がJournal of Biomechanicsに採択されました~

2019年04月17日

Accept News!!

 

研究室OB清水さんの論文がJournal of Biomechanics (IF 2.431) に採択されました。

 

Abdominal girth as an index of muscle tension during abdominal hollowing: selecting the optimal training intensity for the transversus abdominis muscle
Itsuroh Shimizu, Hiroshige Tateuchi, Yoshiki Motomura, Katsuyuki Morishita, Mitsuhiro Masaki, Noriaki Ichihashi

 

PMID: 31003753

DOI: 10.1016/j.jbiomech.2019.04.018

 

研究の概要:

腹横筋は腹部の深部に位置し、体幹をコルセットのように支える役割を果たしています。これまで腹横筋のトレーニングとして腹部を引き込ませる運動が行われてきました。しかし、強く引き込むことで深部にある腹横筋が働きにくくなるという報告もあり、腹部を引き込む最適な強度についてはまだ一致した見解が得られていません。

そこで本研究では、腹部引き込み運動の際の腹囲を測定し、腹部をへこませる強度が腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋の筋活動に与える影響を検証しました。その結果、腹部を引き込む強度を強くすることで、腹直筋や外腹斜筋だけでなく、深部にある内腹斜筋や腹横筋も同様に筋活動が増加することが明らかとなりました。

本研究結果から、腹横筋をトレーニングするためには腹部をなるべくへこませるように引き込むことが効果的であることが示されました。

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