Accept News ~谷口助教の論文がJournal of Physiological Anthropologyに採択されました~
2023年07月11日
Accept News!!
谷口助教の論文がJournal of Physiological Anthropology(IF =3.1)にacceptされました。
Sitting vs. supine ultrasound measurements of the vastus medialis: correlations with MRI measurements and age considerations
Masashi Taniguchi, Yoshihiro Fukumoto, Masahide Yagi, Tetsuya Hirono, Momoko Yamagata, Ryusuke Nakai, Yosuke Yamada, Misaka Kimura, Noriaki Ichihashi
研究の概要:
内側広筋は、臨床上の重要な筋の一つであり、筋量指標として筋厚および筋質指標として筋輝度が評価されます。内側広筋の筋厚と筋輝度を精度よく計測するため、その評価方法を検討しました。134名の成人(高齢者91名、若年者43名)に対して右大腿部のMRIを撮像し、T1画像から筋断面積および筋体積、Dixon法により筋内脂肪率を算出しました。超音波による内側広筋の筋厚・筋輝度評価として、大腿後面の圧迫がない椅子に浅く腰をかけた座位と安静臥位(従来法)にてそれぞれ計測しました。その結果、座位で計測した筋厚は、従来法よりもMRIで計測した筋断面積や筋体積と有意に強い相関関係を示しました。また、筋輝度は、特に若年者において従来法よりも座位の方が筋内脂肪率と高い相関関係を示し、エコー減衰が少ないことが精度向上に関連していました。以上より、内側広筋の筋厚・筋輝度は、座位にて計測することで精度よく筋量や筋質を評価できることが示唆されました。