Accept News ~市橋教授の論文がGeriatrics & Gerontology Internationalに採択されました~
2019年04月23日
Accept News!!
市橋教授の論文がGeriatrics & Gerontology International (IF 2.656)に採択されました。
Gait asymmetry assessment for older adults by measuring circular gait speed
Ichihashi N, Ikezoe T, Sato S, Ibuki S.
Geriatrics & Gerontology International
PMID: 31106945
DOI: 10.1111/ggi.13691
研究の概要:
直線歩行時の左右のステップ長の違いを評価するには、動作解析装置や加速度計等の機器が必要であるが、この違いを簡単に評価するテストとしてCircular gait test(円歩行テスト)を考案した。テスト方法は直径1mの円を快適速度で右回り、左回りで2周歩行し、その時間をストップウオッチで測定し、差を求めるだけの簡単なテストである。若年者と高齢者で比較すると若年者よりも高齢者の方が右回りと左回りの歩行時間の差が大きいことがわかった。
さらに直線歩行時のステップ長の差と円歩行テスト時の時間の左右差に有意な相関関係が認められ、円歩行時の左右の歩行時間の差が大きいほど直線歩行時のステップ長の差が大きいことがわかった。
円歩行時は、外側の足を大きくステップする必要があり、ステップ長の評価だけでなく、振り出しを大きくする練習としても円歩行を使える可能性がある。