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八木特定助教の論文がBMC Geriatrics(IF: 3.921)に採択されました。

Age- and sex-related differences of muscle cross-sectional area in
iliocapsularis: A cross-sectional study

Masahide Yagi, Masashi Taniguchi, Hiroshige Tateuchi, Tetsuya Hirono,
Yoshihiro Fukumoto, Momoko Yamagata, Ryusuke Nakai, Yosuke Yamada,
Misaka Kimura, Noriaki Ichihashi

研究の概要​：
iliocapsularisは股関節の前方関節包に付着する深部筋で、その断面積と股関節不安定性との関連が注目されています。しかし、iliocapsularisの断面積に影響する要因は十分に明らかとなっていません。そこで本研究では、iliocapsularisの断面積における加齢変化と性差を検討しました。若年者37名（うち、男性20名）、高齢者40名（うち、男性20名）のiliocapsularis、腸腰筋、大腿四頭筋、大腿直筋の断面積をMRIから計測しました。その結果、iliocapsularisを含む全ての筋の断面積が女性より男性で大きいことがわかりました。加齢変化については、iliocapsularis以外の筋では高齢者のほうが若年者より断面積が小さいですが、iliocapsularisの断面積には年齢による違いが見られませんでした。さらに各筋の断面積を体重で補正しても結果は変わらず、iliocapsularisの断面積が加齢の影響を受けにくいことがわかりました。