Accept News ~Pataky准教授の論文がPeerJ Computer Scienceに採択されました~
2021年04月27日
Accept News!!
Pataky准教授の論文がPeerJ Computer Science (IF: 3.090) に採択されました。
Landmark-free, parametric hypothesis tests regarding two-dimensional contour shapes using coherent point drift registration and statistical parametric mapping.
Pataky TC, Yagi M, Ichihashi N, Cox P
研究の概要:
本研究では、2次元のアウトライン化した図形の統計解析手法を開発することを目的としました。従来研究では、図形の統計解析を行うには、ランドマーク点をいくつか定義し、図形毎にランドマークの座標を抽出してからこれらの座標の平均変化等を通用の統計方法で解析されています。ランドマークの弱点は、ランドマーク数が少ないと図形を正しく表せない場合もあることと、ランドマーク数を増やしすぎると変数数が多いため統計パワーが弱くなることですので、前者と後者のバランスを正しくできたかも証明しないといけません。提案手法のメリットは、ランドマーク点を定義せずに、アウトライン化した図形の全てを一つの統計検定で解析できますので、上記ランドマーク数のバランス問題がなくなります。本論文では、いくつかのオープンソースアウトライン化した図形データセットを提案手法で十分な統計パワーで解析できることを明確にしまた。これから超音波画やMRI画像の解析や臨床応用でも提案手法を利用できるかを明らかにすることを目標とします。